パライバトルマリン
某漫画家さんがこよなく愛したことで
一躍有名になった石
パライバトルマリン
漫画家さんの言葉を借りると
"青にほんの少しの緑を混ぜた、地球の色"
鮮やかなネオンブルー
産地によって色味に違いがあり
もしも買うのであれば
ブラジル産がおすすめとのこと。
アフリカ産は透明度は高いが
パライバ特有のネオン感が少ないそうだ。
しかし、
ブラジルのバターリア産は
現在採掘されておらず
お値段も数百万、数千万の世界。
漫画家さんのエッセイで知って
当時(20年位前?)購入した人たちは
その一粒でひと財産築いたようだ。
こういうの、時々あるよね。
某人気俳優さんが着けていた時計、
その当時30万、現在は150万
某歌舞伎俳優さんが買った仮想通貨
その当時10万、今400万
好きな人の真似っこして乗っかってみるのも
案外悪くない?
ただの散財で終わることの方が多いとは思う。
でも、その時に"おそろい〜❤️"
と思う幸せな気持ちは何物にも変え難いから
何年も過ぎてただのごみと化しても
それを無駄遣いとは思わないのに
さらにまさかの大化け株となったりしたら
それは嬉しいおまけみたいなものだ。
将来価値が出る、と狙うのはどうかと思うが
好きな人とお揃いをしてたまたまそうなるのは
無欲の勝利ってやつだよね。
話は戻って
漫画家さんの影響で
パライバトルマリンの知名度は一気に上がり
元々希少で高価な石だったのに
さらに値段が上がり、特徴ともいえる
独特のネオン感がないものも出回り始めた。
その過熱っぷりは、かの有名な
「ゴルゴ13」という漫画の題材にも
取り上げられるほどだった。
*ゴルゴ13は時事ネタが使われることが多い
そして、実によく裏の裏まで調べてある。
(これもう一度読みたい!)
某漫画家さんのエッセイを読んだ時も
ゴルゴ13を読んだ時も
私はパライバトルマリンを
格別に良いと思わなかったし惹かれなかった。
ところが、今は大好き(笑)
これまで写真しか見ていなかったので
"独特のネオン感"というものが分からず
色もそこまで綺麗とも思えず
上等のアクアマリンやタンザナイトの方が
魅力的だと思っていた。
それが、実物を見た瞬間驚いた。
"これが皆の言うネオン感なのか…"
と思った。
言葉では表現出来ない。
実物を見るしかない。
他のトルマリンにはない独特の輝き。
某漫画家さんがついつい集めてしまうのも
すごく分かると思った。
もう手が届かないほど高騰しているので
今更手に入れるのは無理だし
欲しいわけでもない。
ただ、一つ一つ色味がとても違うので
上質なパライバをできるならば
この目でたくさん見てみたい
そう思った。
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