毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

ブログという世界



あくまで一個人の感想です


テキトーにスルーしてください




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長年読んでいたブログがある。

もう10年近くなるのかな。

このブロガーさんの思い切りの良さが

小気味良くて好きだったし

私にはないちゃっかりした所に

いつも驚かされていた。


そんなブロガーさん

この度、結婚生活に暗雲たちこめ

それを日々包み隠さず更新されている。

何もかも順調に面白おかしく暮らしていたのに

ここへきてまさかそのようなことになるとは

ただ読んでいた私も全く思っていなくて

この先どうなるのか、そして結論が出たあと

ブロガーさんがどう行動されるのか

自分ならどうするのか?

など、様々な思いで読んでいる。


リアルタイムで家庭内のいざこざを発信するとやはり興味をひくのだろうか?

閲覧数は日々うなぎ登り、

今や一万人越えである。


と、ここへきて突然

ブログのスタイルが変わった。

一万人を超えるや、記事の合間に

広告(アフィリエイト)を挟むようになった。

本人も、今後のことを考えお金が欲しいので

とハッキリ書いている。


その気持ちは実によく分かる。

ブログの収入はバカにならない。

ましてや読者が一万人以上いて

もうすぐ二万人になりそうなのだ。

しかもこのような離婚騒動をネタにすれば

月に数十万の収入になるかもしれない。

それはやらない手はないだろう。


しかし、読んでるこちらは

違和感が半端ない。

2人で深刻な話をして大号泣…

という話の途中で

"これいいよ〜、昼ごはんに食べたけど

おいしくってさ、しかもダイエットにも

なるらしいよ"

と、明るい調子でPR記事が挟まれ

"では続きです"

と、その深刻な話し合いの内容に戻るのだ。


性格にもよるのだろうけど

そもそもこんな時にブログを書けるなんて

メンタルが強いな〜と思うし

パッと切り替えて明るく楽しそうな

PR記事を書けるのもすごいし

それを途中に挟んでより多くの人の目に

とめてもらおうとするのも驚き。

ここまでうまく立ち回られると

これ、架空の離婚騒動なんじゃないの?

と疑ってしまう。


実際、余命宣告されました、という

闘病ブログでも、病気をネタに同情を誘い

アフィリエイトや動画サイトで

月に何百万も稼ぐ人(もちろん詐病)もいるし

海外在住ブログとして大人気となり

書籍まで出した人が、日本在住で

ブログの内容は全て作りものだった

ということが実際に起きている。


ところが、これは全く罪に問われないのだそうだ。

ブログというものは、必ずしも真実のみを

発信しなければならないという決まりはなく

架空の設定で書こうと、病気のふりをしようと

全然問題ないのだそうだ。

読む方が勝手に信じてるだけのことなので

騙したことにはならないし、それを出版して

利益が出ても問題にはならないということだ。


たしかに…よく考えたらそうなのだ。

ブログというのは誰かが発信したものを

こちらが勝手に見つけて読む

それだけのことだ。

誘導されたわけでも、冒頭にノンフィクションと

注釈がついているわけでもない。

ブロガーさんの作った"世界"を

一方的に覗き見させてもらっているのだ。

その"世界"が書き手の真実なのか

はたまた架空の作り話なのかは

ブロガーのみぞ知る。

追求する権利は読者にはない。