毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

友情の証?



春は出会いと別れの季節


そのせいか


ふと思い出した


どうでもいい話…



小学生の時、親友がいて


お互い本が大好きというのもあり


非常にウマが合った。


ところが、突然転校するというではないか。


子供だったせいか、それを聞いても


あまりショックとかなくて。


多分、離れ離れになるということが


どういうことか分かってなかったんだろう。


それでも、何かお別れにプレゼントを、


ということで、母親に付き添われて


買い物に行った。


どうでもいいけど


土地柄なのか、引っ越していく人へ


残る人が贈り物をする習慣があり


去る側からは特に何もしない


というのが恒例となっていた。


だから親友も休みの日毎に


誰かのうちに呼ばれて


プレゼントまみれになっていた。



私は母の勧めでひまわりを2つに割って


それぞれがペンダントに仕立ててあるものを


買って、お互い一つずつ持つ


ということにした。


今思い出しても


なかなか小洒落た贈り物だったと思う。





調べてみたら、今でも似たような物が

売っていることが分かった。

普通は恋人同士で着けるみたいだけど(笑)




私たちは半分に割れたひまわりペンダントを

それぞれ身につけて、

"友情!"と言っては2つを合わせて

大喜びした。


そして、親友は特にサヨナラもいわず

春休み中に引っ越して行ったのであった。


以来、一度も会っていない。

連絡先も知らない。

一緒に撮った写真もない。

それでも、わずか8歳の親友が

私を"腹心の友"と呼んでくれたことは

どんな記念の品より確かに

心の中にずっとあり続けている。