毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

ブル中野が出来るまで



今、ダンプ松本さんの自伝的漫画が

連載されているのを楽しみにしてる。

そして、ダンプ松本といえば極悪同盟、

極悪同盟といえばブル中野、

ということで、連載も20回を過ぎて

ようやく中野さんが登場した。

私、この人なんとなく好きで

怖そうな格好してるのに

妙にチャーミングだなと思ってた。

だから漫画で事の成り行きを

とても興味深く読んでいる。


中野さんは最初はクラッシュギャルズに憧れて

歌って踊れるアイドルプロレスラー

つまり、ベビーフェイスを目指していた。

わかるわかる、素顔可愛いもんね。




ところが、ダンプ松本さんに見出され

ほぼ問答無用で引き抜かれる。






しかし、いざヒールとしてリングに上がると

不本意ながら転向したのと

対戦相手となったクラッシュギャルズの

あまりの豹変ぶりに恐れをなし

全くプロレスが出来なかった。


まあ、そりゃ、可愛い後輩に対する態度と

敵に回った相手と戦う時と違って当然だよね。

先輩後輩関係なく、リングに上がれば真剣勝負

全力で戦うのが当然なわけで

ヘラヘラして和やかに、とはいかない。

相手をビビらせるくらい

怖くなくちゃ意味ないよね。

そして、本気でぶつかって倒すことこそが

先輩への礼儀であり恩返しとなるだろう。





震えてただ立ちすくむ中野さんに

憧れの先輩達から冷たい言葉がかかる。



中野、お前なにやってんだ?

がっかりだよ




いや〜、いいですね〜

ドキドキします。

そして切なくなります。

突然目指していた道を諦めさせられ

望んでもいない所へ放り込まれ

憧れの先輩たちからの冷たいセリフ。

中野さんからしたらさぞ不条理でしょう。






吹っ切れなくて悩みもがく中野の姿

真剣に命かけて悪役に徹するダンプの叱責

も〜涙腺崩壊。(え?私だけ?)


これとは別に

ダンプ松本さんてすごいな、と思ったのは

この漫画にも出てくる新人の時

死ぬほどイジメ抜かれた先輩と

"今では仲良し"ということ。

あんなひどいことをされて許せるんだ!

と驚くとともに、こういう人だからこそ

今も尚活躍されているのだ、と思った。


連載がいつまで続くかわからないが

ある限りは読み続けたい漫画である。