毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

VIP待遇


おばちゃんキャラがウリの

あるタレントさんが海外で宝石を買った話を

面白おかしく話していた。


外国のとある宝飾店に

普段着でぶらっと立ち寄ったところ

全く相手にしてもらえず

小馬鹿にされたと感じたそのタレントさんは

"この店で1番高いの持ってきて"

と言って腹立ち紛れに出された品をお買い上げ。

飴玉買うみたいにポンと購入したその品は

数百万円だった、とのこと。

(多少ボカして書いております)


おそらくある程度はネタだろうから

どこまでが本当の話かは分からない。

そもそも、誰もが知っている

有名な宝飾ブランドなのに

1番高い物が数百万というのは

あり得ないんじゃないかな。

数千万、もしかしたら億単位のものも

普通に置いてあるはず。

私は商店街の中の小さな宝石店に

入ったことがあるけれど、

本当に小さなお店なのに、1番奥に

1500万のエメラルドが置いてあった。

まあ、面白おかしくお話されてるのに

いちゃもんをつける必要ないけどね。


もし、この話の大筋が本当だったとしたら

彼女はやはりお店の人に値踏みされ

"一般人"あるいは、よくて"小金持ち"

と判断されたのだろう。


こうした高級宝飾店の場合、

特に場所が海外だった場合は

日本のように"お客様は神様です"

という扱いはほぼ受けられない。

入店するとまず店員さんに一瞥され

こちらがどのような"お客"なのか値踏みされる。

ここで"お金持ち"判定されると

あちらからお声がかかる。

そして別室に案内される。

そこでは店頭には並んでない特別な物が

一つずつトレイに乗せて運ばれてくる。

どれもこれも目の玉が飛び出すお値段だが

本当のお金持ちはいちいち値札など見ない。

いや、そもそも値札なんてついていない。

お金持ちというのは気にいるかどうかで

買うか買わないかを決める。

高いか安いかを決め手にしない。

散々見て

"今日は買いたい物がなかった"

と断っても全く嫌な顔一つされない。

むしろ、

"ぜひまた来てください"

と心から言ってもらえる。

(だってお金持ちだから)

だから、どんなに丁寧に対応されたとしても

そこが海外の高級品店であったのならば

奥の部屋に案内されない限り

ただの一般客扱いなのだ。