毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

こそっと反論



有名ブランドのブライダルリングを扱う

超有名な"伝説の売り子さん"(死語?)がいて

その方が


"結婚指輪をその時の流行りで選んだ挙句

飽きたとか太った痩せたで気軽に

買い替えするなんて豪語道断、

そもそも太って入らなくなるなんて

ご自分の体重管理が悪いからでしょう"


など語っているのを聞いて

心の中で密かに

"異議あり!"

と叫んでいた私。


でも、自分が正しいと信じ切ってる人に

いくら異議を申し立てたところで

相手にされないのもまた事実。


(そもそも、この方はずっとブライダルリングに

携わってきたにもかかわらず

"結婚指輪“の認識が間違っている、と

思うが、まあそれは別の話なので

ここではおいておく。)


私は、手というものは努力だけでは

どうしようもない"遺伝や体質が

如実に現れる部位"だと思っている。


もちろん、 

太ったり痩せたりでの変化もあるわけだけど、

それとは関係なく、体重が変わらなくても

年と共に太くなる指もあれば痩せていく指もある。

"その人の体重管理の問題"

とは簡単に言い切れないのではないか

と思っている。


わかりやすく世界的スターを例に出すと





キースリチャーズさん


この方は40年近く同じリングを

肌身離さずつけていることでも知られる。

恐らく"世界一有名なドクロリング"。

今やキースのアイコンとなっていて

ストーンズのファンでなくとも

この指輪に憧れている人も多い。(余談)



70代となり、昔よりむしろお痩せになった。

が、ギタリストなのもあり酷使された指は

逆に太くなって、愛用の指輪は

中指から薬指へ移っている。





有名なゴージャス姉妹の手


お姉様はとても綺麗なすらりとした指だが

同じ空気を吸い、同じ物を食べ、

同じお手入れ(化粧品、エステ等)を

しているはずの妹さんの指は太く

節が目立つ。

これは(お父さんは同じ人だが

お母さんが違うということなので)

遺伝も関係があるのかもしれないが

お姉様は基本何もせず、妹さんが

家事全般をこなしているからかもしれない。

妹さんの手は"働いてる人の手"

だと思う。


こうした有名人の指を見ても分かる通り

指というのはただ太った痩せたで変わるわけではなく

日々の家事や仕事で指を酷使しているのか

何もせずにすごしているのか、でも変わるし

体質で年を重ねて変化する、というのも

大いにあるのだと思う。

体重が変わらないのに指だけ太くなったり

肉が削げて細くなったりは絶対ある。


だから、簡単に

"指輪のサイズが合わなくなるのは

体重管理の問題でしょ!"

と切り捨てて欲しくないと思ったのだ。