毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

片身替えの着物


とある方のブログを拝読していたら


片身替えの着物


という話が出てきた。


片身ずつ模様が違う着物のことで

お洒落目的というのが1番だが

もう一つ、隠された意味があって

それは"魔除け"だという。


ここから先はマユツバものの話のため

そうした摩訶不思議なことに興味のない方は

ここまででさよならでお願いします。


あくまで言い伝えなので

効果うんぬんに保証は致しません。




この片身替えの着物を着ていると

魔除けとなる、と言われているのだが、

もしそのような着物や洋服を着ていない時に

(ぼかした表現になってしまうが)

お化けや霊的な"生きてる人間"ではない存在に

恐ろしい目に遭わされてしまった時

上着を片腕だけ脱いでおくと

片身替えの着物の代わりになるのだという。

(あくまで古くから言われている話で

本当に効果があるのか保証はありません)


それでふと思い出した。


子供の頃に読んだ漫画で


主人公が夜の学校に行くと、

なぜか授業が始まりそこに参加する。

周りをよく見ると、教えてる先生も

席についている生徒も皆亡くなった人ばかり。

恐ろしくなり出て行こうとした時

幼馴染の"お兄ちゃん"に出会う。

お兄ちゃんもやはり既に亡くなっている。

お兄ちゃんは主人公に気がつくと

すぐに逃げるように、と言い

その時に"上着を片腕だけ通しておくように"

と指示する。

主人公は言われた通り上着を片腕だけ着て

教室を逃げ出そうとするのだけど

くしゃみをして注目を集めてしまう。

すると、

"生きてる人間がいるぞ"

と皆が一斉に襲いかかってきた。

主人公も慌てて逃げ出すのだが

途中で気を失ってしまう。

朝になって倒れている所を発見されるのだが

片腕だけ通していた上着がビリビリに

引き裂かれていた。



という内容のものがあり

この上着のエピソードがとても不思議だった。

だからブログで片身替えの着物の話を読み

もしかしたら作者はこのことを知っており

それでこのような漫画を描いたのかもしれない

と思った。

何十年もの時を経て、謎が解決して

ちょっと気分がスッとしたのだった。