毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

ビージーズ栄光の軌跡






ドキュメンタリー映画


"ビージーズ栄光の軌跡"


観に行ってきた。


平日の昼間ならば空いてるだろうと

狙って行ったにもかかわらず

私が着いた時は館内かなり埋まっていて

もう良い席は残っていなかった。


どうも湯川れい子さんが盛んに宣伝してて

ビージーズは知らないけど湯川さんが

お勧めするならと来る人もかなりいるようだ。

実際、近くの席の人たちが

"ビージーズなんて全然知らなかった〜"

と話しているのが聞こえた。


内容は"ボヘミアンラプソディ"のような

誰か俳優さんたちが演じる再現映像式

ではなくて、実際の映像に本人含む関係者の

インタビューを交えて過去から現在に至るまでを

辿っていく形式。


これは正直長くファンをやっていた人間には

少々の物足りなさがあった。

映像も内容もどれもよく知ってるものばかり。

むしろ、なんであの話がすっ飛ばされてるの?

あの人はなんで出てこないの?

と残念に思ったりもした。


おそらく世間の人が観ると

エリッククラプトンが登場することに

非常に驚くことだろう。

ビージーズとクラプトンは昔から交流があり

謎の覆面バンド"バンバリーズ"というのも

密かに結成していたりする。


私は個人的にはアラン・ケンドル氏の登場が

とても嬉しかった。




この人は長年ビージーズのバックバンドを務め、

ツアーにも常に参加していた人で

それがここ数年全く姿を見せなくなっていた。


バリーのソロツアーにいなかった時は

ファンは皆"なんで?"と思っていた。





だから、今もお元気でいること

特に仲違いしたわけではないこと

そんなことが分かって嬉しかった。

もちろん貴重な証言を楽しそうに語る

現在のお姿も嬉しい一コマだった。


2022年現在

ビージーズは長兄バリーが1人残るのみで

メンバーだった弟たちは早くに亡くなり

もういない。


"弟達がいてくれるなら成功なんていらない"


最後にそう呟いたバリーに胸を突かれ

涙が止まらなかった。




バリーは一人で今も新曲を出し

ライブツアーも精力的に行なっている。




年端も行かない頃からずっと弟達と

歌ってきた人が一人になるのは

どんなにか寂しいことだろう。

そしてファンの期待に応えることも

おそらくかなりの重圧だろうと思う。




それでも、バリーが1日でも長くこの世にいて

1日でも長く歌っていて欲しいと願ってやまない。