毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

おぼろな記憶



自分用のメモです。


もしご覧の方があれば

テキトーにお付き合いください。




場所は思い出せない。


どこかを車で旅行していた時

サービスエリアでランチ休憩をした。

多分道の駅ではなくて

高速道路の中だったと思う、多分。


食堂のメニューを見て

そばがきにしようと思った。

食べる前にトイレに行って

近隣の地図の立て看板を眺めて

ふと横を見たら小さな道があった。

周囲にも沢山の人がいるのに

誰もその小道には気が付かないようだったし

実際私も最初は分からなかった。


あれ?こんなところに道があるよ、

ちょっと行ってみよう


中を進んでいくと

駐車場があり(多分従業員用)

その向こうに小さな資料館があった。

こんな所に建てても誰も気が付かないだろうな

とそのおかしな立地に不思議な気がしたが

もちろん入ってみる気などなく

引き返そうとした時

駐車場から出てきた人とばったり会った。


その人は

"寄って行きませんか?あっと驚く

凄い展示をしていますよ"

と言った。


私は、ハア、と曖昧な返事をした。

(この時私には連れもいた)

お昼ご飯を食べるので、その後にでも

と当たり障りのないことを言って

小道を引き返した。


それから食事をしたのだが

なんだかさっき出会った人が気になり

やっぱり見に行こうと連れに言った。


資料館に行くと私たちを誘った人…

それはかなりお年を召した男性だったのだが

が出てきて

やっぱり来てくれるだろうと思ってました

と迎えてくれた。

受け付けの人がこの方が館長さんだと

教えてくれた。

入館料を払い中に入ると

意外にも近代的な作りで

表現が難しいのだけれど

ホノグラムを使ったドラマみたいなのも

見られるようになっていた。

(目の前に本当にあるように立体的に見える)

それは偶然これから行こうと思っている所の

過去の物語で、これを見るためだけにでも

来て良かったなと思った。


実はこのミニシアターみたいなものと

別室に歴史上の人物の手紙や色紙が

沢山展示してあった、ということくらいしか

覚えていない。

館長さんに駐車場で会った時に

"あっと驚く"ものがある

と声をかけられたわけだが

それがなんだったのか?

そもそもそのようなものがあったのか?

今こうして書いていても思い出せない。


帰る前に館長さんと少しお話をしていると

普段は展示してないのだけど

と、奥から毛利元就の三本の矢の手紙

(レプリカとのこと)を出してきて

見せていただいた。

それから、これも特別な人にだけ

と言って館長さんお手製のスタンプを

出してきて押させてくださった。

受付の人が

これ、幸運のスタンプって言われてるんですよ

と(多分冗談)付け加えるので皆で笑った。


館長さんは駐車場で誰かに会うと

必ず声をかけるそうで、その時

来てくれる人は大体分かるんですよ、と。

あなたたちは来てくれると思った

と言われて最初は行くつもりゼロだったので

苦笑い…

名刺をいただきお別れした。


苗字は忘れてしまったけれど

お名前が男性ながら"静香"さんといい

なんだかぴったりの美しいお名前だな

と思った。


今日、ふとこの出来事を思い出し

なんだか、あれは本当にあったことなのかな?

となにか夢のような気がした。

詳細が思い出せないため

夢じゃなかったことを確かめる術がないが

今覚えていることをこれ以上忘れないために

ここにメモしておく。