毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

歯の話


最初にお断りしておきますが

物事には"正解"というものはない

と、私は考えています。


現実は数学のようにはいかない。

答えは一つじゃないし

決まってもいない。

その時正しいように思えても

時間とともに変わることもあれば

誰かにとっては正解でも

他の誰かにとっては違うこともある。

だから、自分のことは自分で考え

選択の際は自分で納得して決断する。


正解とはあくまで

"その時のその人にとってだけ"

のものである

そう私は思う。



子供の頃、なんとなく薄ぼんやりと

私は自分の目と歯のために

それぞれお金を貯めておかねば

と考えていた。

幼さゆえの浅はかさで

それぞれ百万ずつ、と思っていた。


結論から言えば

その漠とした予感は当たっており

これまでに目と歯には莫大なお金が

既にかかっており、現在も進行中である。


そして、とっくに百万など

使い果たしてしまった。

これからさらにかかるだろう。


もちろん、私は歯を残していけるように

あがいていくつもりだからお金がかかるが

知り合いなどには既に20代にして

あっさり抜いてブリッジなどしていたり

抜いたまま放置の人もいたりする。

それはそれぞれの考えなので

どれが正しくどれが間違いかとは

断言出来ないことだ。




歯を守りたいと思う人の参考になれば

と思い書いておくけれど

あくまで"参考"のみにしてほしい。

ご自分で調べて考えて自己責任でお願いします。




以前治療した歯がきちんと治っておらず

はっきりとした書き方をすれば

治療に失敗されていることが分かり

やり直すのはかなり難しい状態

と別の歯科医院で診断され

抜歯を勧められた。


こういう時、人はどのような選択をするだろう?


1番楽な方法は

抜歯してそのまま何もしない

これは案外やってる人がいらっしゃる。


次によく選ばれるのが

ブリッジ

これも身近にちらほらいる。


もう一つ多いのが

部分入れ歯

年配の方が多い印象。


最近多くの人が選ぶのは

インプラント

治療費も高いが時間もかかるし

肉体的な負担や苦痛も伴う。


私も最初はこのどれかから選ぶつもりでいた。

生まれつき歯茎が弱いのもあって

部分入れ歯やインプラントは無理そう

ブリッジは横の歯も削るので抵抗がある。

そうなると抜歯して放置、かな、と

ほとんど決めかけていた。


ただ、かかっていた歯科医が

なかなか腕の良い方で、もしかしたら

救えるかもしれないので一縷の望みをかけて

"最後の治療"というスタンスでやりましょう

と言ってもらっていた。

一か八か、とにかく失敗されている

詰め物を外してみましょう

外して状態を見て治療か抜歯か

その先はどうするか決めていきましょう

と言っていただいていた。

あとは私がこの歯科医を信頼して

お任せするか決めるだけだった。


あと何年生きられるのか

それが分かっていさえすれば

決断はそこまで難しくない。

数年の命なら苦しい治療なんてしない

そのまま放置でいい。

10年程度ならインプラントもよいかも。

インプラントによる歯周病になる前に

寿命がやってきそうだ。


でも…

30年以上あるなら

これは大変だ。

そして普通に考えたら生きてる可能性が高い。

その場合はまずは10年位持つ治療がいい。

10年経てばきっともっと良い治療が

出てくるだろう。

その時に歯がなくなっていたら受けられるものも

受けられなくなってしまう。

とにかく温存出来る方法で歯を残し

未来の医学の進歩に期待して託す。


となれば、最初の選択肢以外の道を

探さなければならない。

というか、今回のことで初めて知ったが

実はもうすでに歯科治療って

かなりの進歩を遂げているのだ。

ただし、その恩恵にあずかるには

自費で専門医の門を叩かなければならない。


え?専門医なんているの?


そう、なんと、歯医者さんは

ある特定の治療だけをする"専門医"

というのが存在するのだ。

全然知らなかった。

自分の行ける範囲に開業している

腕の良さそうな歯科医院を探して

そこへ行けばなんとかなると思っていた。

普通の場合はそれでいいんだろう。

でも、本気で歯を守りたければ

その症状に特化した専門医のところへ

行くのがいいと私は思う。


しかし、費用は車一台分覚悟しなければならない。

私もこんな世界があるとは初耳だったし

世の中の多くの人もご存知ないだろう。

(それでも、やっぱり知る人は知っていて

受診には紹介状が必要なのに

予約は常にいっぱいでかなり待たされる。)


これも本当に個人個人の価値観で

どこまでやるかはその人次第だと思う。


私は最後まで足掻いてみようと思っている。