毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

豆乳と私


忘れもしない


まだ私が中学生だった頃


母がサンドイッチをお弁当に作ってくれて


コーヒー牛乳でも買いなさい


と小銭も一緒にくれた


それで昼休みに学校のそばのお店で


紙パックの"コーヒー飲料"


というものを買って、


さあ、昼ごはんだ!


と喜び勇んでまずはそれを一口飲んだ。


????


なんか不味い


これコーヒー牛乳じゃない!


一緒に食べてた友人にも味見してもらうと


まずーい、飲めなーい(>_<)


と、同じ反応。


結局、みんなで回し飲みして


なんとか捨てずに済んだのだけど


よーく見たらそれは豆乳だった。



それから月日は流れ


イギリスに滞在していたときのこと


お茶の時間にみんなでワイワイと


おしゃべりしながら手元の紅茶を


それぞれが思い思いにカスタムして


私もミルクと思ってそこにあった


紙パックを手に取りたっぷり入れた。


一口飲んで、なんか変だな


と思った。


でも、おしゃべりが止まないので


そのまま我慢して黙って飲んで


片付けの時に見たら豆乳だった。


これが実に紛らわしくて


パックに大きなイラストが描いてあり


草原にテーブルがポツンと置いてあり


そこの上に大きなピッチャーが乗っているのだ。


どう見ても豆乳より牛乳を連想させる絵なのだ。


これでますます豆乳が嫌いになった。



さらにそれから


雑誌に豆乳とアイスコーヒーを半々で割ると


非常に美味しい、と書いてあるのを見て


やめておけばいいのに早速


ボトルコーヒーと豆乳を買ってきて試してみた。


これは正直飲めなかった。


半々にすると豆乳の味しかしなかった。



そのあとまもなく"ソイラテ"が流行り始め


次第に市民権を得てきていたが


さすがに懲りてもう試そうとは思わなかった。



こんな思い出話をしたら


ソイラテを作るのが得意という人が


じゃあとびきり美味しいのを作ってあげる!


と本当に作ってくれたのだけど


結果は残念


やはり美味しいとは思えなかった。



ところがところが


ごく最近になって家でコーヒーを淹れたら


牛乳を切らしていて(ブラック苦手)


無いよりマシと豆乳を入れてみた。


ソイラテは嫌いだけど


豆乳は日常的に料理に使っているので


冷蔵庫にはいつも常備されている。



飲んでみると


あら?美味しいかも?


豆乳自体をそのまま飲んでみると


昔と違ってクセがなく豆の甘みがあって


まろやかな味わいになっている。


昔の豆乳って豆の青臭さが強くて


かなり癖があった。


この変化がいいのか悪いのかはわからないけど


とても飲みやすくなっているのは確か。


市販の豆乳コーヒーもすごくおいしくなっており


いちごや桃味などはジュースと変わらない。



ほー、加工技術の進歩は目覚ましいのね!



その日から豆乳コーヒーを飲むのが日課となり


先日久しぶりに牛乳を入れて飲んでみたら


なんと豆乳入りのほうが美味しいし


好きな味だと感じた。びっくり!



私が初めて飲んだ豆乳コーヒーは


ヤクルトのものだった。


(執念深いので、あの時に購入した

パッケージは今でも鮮明に覚えている)


近い内にもう一度


ヤクルトの豆乳コーヒーを飲んでみよう。


その時おいしいと感じるか否か


ちょっと楽しみ(o^^o)