毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

純金リングの話


私はいわくつきの指輪を持っていた。


一応結婚指輪となっている物だった。


そもそもクリスチャンではないし、神前結婚式だったから本来なら指輪は必要なかったのだけど、あちらの叔母さまがずっと前から


「可愛い甥が結婚する時は、私に指輪を選ばせて欲しい」


と言っていたそうで、本当は嫌だったけど勝手に決められてしまった。


自分の好きな物が選べないのも悲しかったが、さらに叔母さまの選んだ指輪を見てびっくり!


これはファッションリングですか?と言いたくなるくらい太くてデザイン性の高い物。

おまけに18金。

シンプルな細いプラチナリングが欲しかったのに、全てにおいて真逆のリングが選ばれていた。


さらにさらに、結婚式での指輪交換の際、新郎は何を勘違いしたのか指輪をちゃんとはめてくれず、爪の下くらいまででさっと手を離してしまった。

新婦は仕方なくもぞもぞとさりげなく指を動かして自分で根元まで指輪をはめた。

それだけではない。

式が終わって指輪を見たら、逆向きにはめられていた。

どこまで縁起が悪いのか…


それから間もなく、いつも行くスーパーで買い物をし、レジで会計をしていると…

レジを打ってくれている人(男性・店長・推定30代)の指に全く同じ指輪がはまってるのを発見!

速攻で外しポケットに入れて帰ったのだった。

あんな派手なのを選ぶ人が他にもいたのか…

と変な感心をしたりして(笑)


結局、突然金属アレルギーとなりその指輪を着けると指がかぶれるので引き出しにしまわれる事になった。


その曰く付きの指輪を下取りにして

アレルギーの出ない純金リングを作ってもらったらどうだろう?

そんな事を思うようになったのは、年齢を重ねてプラチナより金の方が好みになってきたからかもしれない。


続く