最近、夜スーパーに行っても

割引シールがほとんど貼られていない。

私は何がなんでも値引き品！

とは思わないので、

なかったらないでその日のお買い得とか

適当に見繕って買う。

それに、下手に値引き品を見つけると

つい必要でないものも買ってしまうので

結局いるものをいる時にいるだけ買うのが

私には向いている。

まとめ買いしてストックすると

あるのを忘れて消費期限切れにするとか

結構やらかすタイプだし。

と、思って割引シールが貼られないことを

自分で自分に納得させようとしていたら

なぜそうなったのかを知ってしまった。

世の中、頭の良い人たちがいるもので

その人たちは、晩御飯を済ませてから

スーパーで待ち合わせる。

そして、それぞれが欲しいものをカゴに入れ

休憩スペースに集合し、無料のお茶を飲みながら

楽しく談笑して過ごす。

スーパーが割引シールを貼り始めると

カゴに入れてキープしていたものを

"これも値引きして"と差し出して

ちゃっかりシールを貼ってもらうのだ。

なんということ！

毎日やられたらさすがにスーパーも気付く。

だから、以前は19時過ぎには値引きシールを

貼り始めていたのをやめて

ずっと遅い時間まで貼らない。

貼る時間が近づくと休憩コーナーを閉鎖する。

そこで集っている人たちを追い出しておいて

さらにしばらく時間を置いて

ようやくシールを貼り始めるのだ。

そして、お客さんからシールを貼ってと

頼まれても"貼らない"。

貼るのはあくまで棚に置いてある品のみ。

静かなる攻防戦。

なんだかすごい世界だ。

300円のものが半額で買えたら

そりゃ、ラッキーとは思う。

でも、その150円を得するために

休憩コーナーで時間潰して

店員さんに擦り寄って、ってどうなんだろ？

労力の割には実入りが少ないような？

人の価値観は人それぞれだから

どうこういう筋もないけど。

でも、この人たちのおかげで

時々"あら、半額、ラッキー♪"

ということがなくなったのは残念。