毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

買えない金のチェーン



ゴールドの生々しいお話


ご興味のない方は

ここでさよならでお願いします。









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もう何年も前の誕生日

成り行きでペンダントヘッドを買った。

そんなもの全然買う気はなくて

ホント、"成り行き"だった。


簡単に言うと

旅先で見つけて

"誕生日だし"と言い訳して買った。


ペンダントヘッドなので鎖はついておらず

首から下げるための18金のチェーンを

旅行から戻ると改めて探すことにした。


ところが、少し前までは一万円代であったのが

どこも二万円代になっている。

高いなー、値上がりしたなー

でもそのうちまた一万円代になるかも。

そう思って買うのをやめた。


※現在の話ではなく

ペントップを買った当時の話です。

ちなみに、この時探していたのは

10gの喜平(2面)であった。

喜平は大抵の店ではその時の金相場を元に

グラム売りしているので、どこで買っても

ほぼ同じ値段である。




その後も値下がりを期待して

まめにチェックするようにしていたが

値下げどころか値上がりする一方。

あれよあれよと言う間に三万代に。


うわあ、こんなことなら二万円の時に

買っておけば良かった

そう思ったところで後の祭りである。


しかし、三万で躊躇している場合ではなかった。

金の価格はさらに高騰し、

10gの喜平は5万円代へと突入。


三万から五万へ移行する時は

とても緩やかで、時に四万なったり

三万に戻ったりと乱高下しながら

五万へと上昇していったが

そこからはあっという間に六万になり

八万になり、今や十万円代となった。


10gだよ?軽いよ?それが10万って…



仕方ないよね、現在の金の小売価格は

I gで9000円代に突入してるんだから。 


9000円で仕入れた物を

何かの製品にして売るとしたら、

工賃と日当を加算しなければ

"儲け"が出ない。

慈善事業じゃないんだから

仕入れ値だけで売るわけない。



こうして一瞬の躊躇で

金のチェーンの買い時を

完全に逃してしまった。

二万、いや、たとえ五万でも

買っておけば良かった。


(なぜ10gにこだわるかというと、

その位はないとペンダントヘッドの重みで

チェーンが切れてしまうから)


とはいえ鎖がないとせっかく買った

ペンダントヘッドを身につけられないので

母が使わないままにしていた

スネークチェーンを借りパクして

今でも使わせてもらっている。


スネークチェーンはこんな感じ。

つるんとなめらかで

そのまま着けてもいいし

ペンダントヘッドを下げても映える。



こちらは喜平の2面


喜平というより"しっかりした鎖"

という見た目でペンダントを付けるのに

1番向いていると私は思う。



こちらは喜平の6面


これぞ喜平。

誰もが"喜平"と聞いて思い浮かべるのは

この6面ではないだろうか。

実際の重さよりも太く豪華に見える。

いわゆる"高見え"チェーン。

ただし厚みがあるので

ペンダントヘッドが通らない。


他にも喜平は8面とか12面もある。



こうした贅沢品は


"欲しい時が買い時"


"高い物を買うなら早ければ早いほど良い"


と昔から言われているが

まさにその通りと思う次第である。