毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

続・ブル中野が出来るまで


現在連載中のダンプ松本さんの

自伝的漫画の中に、のちに相棒となる

ブル中野さんが登場して

それがなかなか読ませるものがある。


先日、感動のあまりそのことを

ここで書いたのだけど

ちょこっと続きを載せたいと思う。


雑誌、今度の古紙回収に出しちゃうからね。 




歌って踊れるアイドルプロレスラーを夢見て

先輩たちのいじめに耐え頑張ってきた

中野さん






可愛い。

本当にこのまま頑張っていたら

アイドルプロレスラーになれたかも?


でも、

持ち前の根性が災いし(?)

あろうことかヒールのダンプ松本に見出され

悪役レスラー側へと引き抜かれてしまう。


この時、ダンプ松本はパートナーだった

クレーンユウと考え方の相違により

袂を別っており、切実に次の相棒を求めていた。


しかし、否応なく引き抜かれた中野は

悪役としてリングに立つことが出来ず

悩み苦しむ。





憧れの先輩との試合も震えているうちに終わり

優しかったはずの長与千種に


お前なにやってんだ?

がっかりだよ


と冷たく言われてしまう。


どうしていいか分からない

という中野に、ダンプ松本が取り出したのは

バリカン。



この話はブル中野があちこちで話しているので

私も漫画を読む前から知っていた。


"半人前だから半分な"

と、髪の毛を半分だけ剃り上げられ

"終わった…"

と内心思ったそうである。

しかし、このことにより

心のどこかに残していた

いつかアイドルレスラーに、という希望を

完全に捨て去り全てを吹っ切って

悪役としてのブル中野が

本当の意味で誕生する。




見開きで描かれた新生・中野の姿が圧巻。






本当はとてもおっとりしていて温厚な性格

ということだが、ダンプ松本に従い

リングを離れても悪役に徹するのは

さぞ辛かったことだろう。



極悪同盟誕生



最初の可愛い中野さんが嘘みたい。


この人、そこからどうなったんだっけ?

と調べていたら引退試合なのかな

詳しいことは分からないんだけど

長与千種との試合の映像が出てきた。

見てみると、想像以上の迫力。

よく死なないなと思うほど。

そして、この映像では中野は千種に勝つ。

負けた千種はリングの上で泣く。


ブルちゃん、今日のあなたは怖かった。

かけられた技は本当に痛かった。

試合はとにかく楽しかった。

そしてあなたがどうしようもなく愛おしかった。



ブル中野さんはアメリカのプロレスで

優勝した唯一の日本人なのだそうだ。