インコのいた日々
こんな天気の良い冬の日に
いつも思い出す
インコのいた日々
朝、トーストを焼きコーヒーを淹れて
お日様の当たるソファーへ座ると
すかさずインコが飛んでくる。
私はトーストをほんの少しだけちぎって
インコに分け与え(そうするとお皿に乗ってこない)
自分でもパンをかじりながらコーヒーを片手に
お行儀は悪いが新聞を読む。
しばらくするとパンをついばみ終えたインコが
私の肩、あるいは足にとまり
羽繕いを始める。
背中に陽が当たりぽかぽかと心地よく
インコからもじんわりと熱が伝わる。
それはなんとも言えない至福の時だった。
冬の日の陽だまりの中で
ぬくもりを楽しんでいる時
いつもあのインコとの朝を思い出す。
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