毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

命は誰のもの?


とある密教系の方が


「命は誰のものか?


 あなたのものではない。


 あなたの命はあなたを愛する人たちのもの。


 だから、その人たちのために


 自分を粗末にしてはならない。


 大切に生きなくてはいけない」


というようなお話をされて

いたく感銘を受けたのだが…



さる仏門の方は、生きているのが辛い


と言う人に対して



「好きにしたらいいよ。


 生まれてくるのは自分で決められない。


 だから、死ぬ事位は好きに決めたらいい」



と、これまたなるほどと思う。



生きていると辛いことや大変なことは

どんな人にも必ず一つや二つは起こるものだ。

なかなか解決しないことがあると

考えただけで憂鬱になる。

先が見えないと、生きるのが嫌になるし

投げやりな気持ちになったりする。

そこに気持ちが執着すると

ここで終わらせて楽になりたい

としか思えなくなるかもしれない。

そういうとき、人はなぜか

自分の大切な人たちや築いてきたものや

"恵まれている"部分を忘れてしまう。

何もかも持ってるあんな幸せな人が…

とハタから見てるだけだと

驚くこともある。


私はあまり恵まれた人生ではないし

一歩間違えたらそちらに引っ張られても

おかしくないような日々もあった。

それでもこうして生きているのは

やはり順番を守りたい、と思うのと

命というのは有限で、

どうせいつか必ず終わりがくる

ならば、別に急ぐことはない

その時まで、

この先に何が待っているのか

見てからでもいいんじゃないか

そう思うからだ。


最後の最後の最後まで

人生は何が起こるか分からない。