タンスの肥やしとなっていた金製品で純金リングを作ってもらった話を先日書いたが

それからしばらくして今度は仕舞い込んでいたプラチナ製品を集めて大ぶりな印台リングを作ってもらうことにした。

これまた写真を撮っておくのを忘れてしまってとても後悔しているのだけれど

思い出せる限りで書いてみると

ペントップ2点(購入額２つで5万位)

小さなサファイアのついたリング

小さなダイヤ付きリング２つ

ランバンのリング

ムーンストーンのリング

金とプラチナコンビリング

もっとあったかもしれない。

ざっと計算しても、全部合わせた購入額は30万位になる。

我ながらちょっと怖くなる。

その都度その都度お財布と相談して購入してきたが、

小物をチョコチョコ買うのではなく、まとまったお金で

一つだけ良い物を買ったら良かったと本当に思う。

そしてもし今後そうするのであれば、石のつかない地金ものにしようと思う。

話が逸れたので戻して(笑)

集めたプラチナ製品の総重量は印台リングを作るために必要な重さにかろうじて達していた。

足りなければ足りなかった分のプラチナ仕入れ代が加算される。

今回はギリギリとはいえ足りていたので、工賃のみで作って貰えた。

お店によって制作費はまちまちだからあまり参考にはならないと思うが

私がお願いしたお店は

普通の印台(丸とか四角とか)は2万円代、特殊な形の印台は3万以上で要相談

となっていた。

普通の印台は似合う気がしなかったので

特殊な形の方…菱形で作ってもらうことにした。

出来上がった印台はどっしりと重く

アームがナイフエッジになっているのがカッコよく

菱形のため意外にも指に馴染んでスッキリつけられる。

何より、ただ仕舞い込んでいたジュエリー達が１つになって姿を変えまた日々身につけられるようになったのが嬉しい。

工賃38000円のうち18000円は前回返ってきたお金を使ったので

結局支払いは2万であった。

金額が全てではないのだけれど

この印台リングを普通に買ったら

多分市場価格は新品で20〜25万

中古だと15万前後かなと思う。

自分が使ったジュエリー代と、今回の製作費を考えたらかなり無駄な事をしてきたなと思う。

ただ、ジュエリーとはそもそも贅沢な物。

損とか得とか計算するのはジュエリー好きとは言えない。

ときめいたか、ドラマを感じたか、満足したか

そういったことが全てなのだと思う。

この印台は職人さんが一から手で作った貴重な昔ながらの鍛造である。

継承者が少なく、これほど腕の良い人もなかなかいないとされているので、引退される前に作って貰えた私は運が良かった。

これは死ぬまで愛用するつもりでいる。