毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

朝読書



一時期、早朝に本を読むのを日課にしていた。


夜明けの光はとても美しい。


その光がいっぱいに差す場所に陣取って


ほんの束の間本を読む。


傍には淹れたてのコーヒー。


それは至福の時であった。


このために早起きをする価値は充分あった。


読む本はファンタジーと決めていた。


一口にファンタジーと言っても


最近のハリーなんとか系の物ではなく


昔からある正統派ファンタジー


エンデとかルグイン等だった。



ファンタジーを読む時は、

一気に読んではいけないよ。

一度にせいぜい10ページ程度にとどめ

よく味わって読むように。

作者が行間に潜ませているメッセージを

見つけること。


そんなアドバイスを読書家から受けて

きちんと守った上で始めた習慣だった。


ところが、続けるうちにみるみる太った。


実はコーヒーと一緒に柿の種を食べていたのだ。


本家本物の柿の種はあまり好きではないが


期間限定の変わり柿ピーは大好きで


カレー味、ラー油あじ、チーズ味など


見つけたら買って、コーヒーのお供にしていた。


一度に小袋を1つだけ、


量にしたらお煎餅一枚分もないだろう


と油断していたのだが


毎日の積み重ねってすごい(笑)


太ったらなんとなく早朝読書もしなくなった。


今はもっぱら本を読むのは夜なのだが


時折、眩しい朝日の中で


ファンタジーの世界を旅していた


あのえもいわれぬひとときが思い出され


本は読まないまでも


また早起きしようかなと思っている。