深夜の決闘
寝る前のひととき
部屋の隅でカサカサというとても小さな音がするのに気付いた。
最初はカーテンが隙間風に揺れてこすれる音かと思って確認してみたが違った。
ゴキブリ?…にしては音が小さい気がする。
聞こえるか聞こえないかの本当に小さなカサコソという音。
その音の出どころを探してこちらも息をひそめるようにしてゆっくり動く。
カサッ コソッ サワワワワ
じっと立っていたから安心したのか
音の主が現れた。
ム、ムカデ((((;゚Д゚)))))))ヒィィ
ギャー❕❕
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
慌てて殺虫剤を取ってきてこれでもかというほどおみまいする。
あちらも驚いたようで這っていた所からドサッと落ちる。
でもムカデ用じゃないから効かない。
逃げようとするのを追いかけて吹きかける。
本当は殺虫剤は好きじゃない。
でもしのごの言ってられない
噛まれたり刺されたりの危険があるため
生捕はまず無理。
だったらやるしかない。
ムカデは本来益虫である。
ゴキブリを食べてくれる有難い存在。
そんなの分かってるけど
それでも部屋の中で共生は無理!
以前ムカデに刺されたことがあって
物凄い痛みと腫れに苦しんだから尚更。
また刺されるなんて絶対にごめんだ。
と思って必死に追いかけ回し殺虫剤を吹きかけたのに
とうとう逃げられてしまった。
なんて強いんだ!
というわけで、今も部屋のどこかに奴はいる。
容易く家に侵入してくるわりに
出て行く知恵はないらしい。
とりあえず、ムカデの嫌う香りをあちこち設置。
あとは出会い頭に会わないことを祈るばかり。
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