タダは怖い
以下、あくまで一個人の考えです。
私は"無料"とか"タダ"とか"プレゼント"とか、そうしたいわゆる"おいしい話"には絶対乗らないことに固く決めている。
かと言ってそれはあくまで私個人の取り決めであり、懸賞マニアの方や無料の物やシステムを利用する方を批判するつもりはない。それぞれが良いと思ってすることは自由であり他人が口を出すことではないと思う。
なぜ私がここまで固く無料を避けるのかと言うと、これは以前苦い体験をしたことによるものだ。
詳しい話は割愛するが、何年か前のこと、
個人の方がブログを通じてあるものを手売りされていて、それがあまりの人気で希望しても買えない人が続出していた。
それで、待っている人達のために、"希望者全員に粗品プレゼント"という企画が開催された。
"応募時の住所やメルアドは発送後は削除するので安心してください"とのこと。
周りもみんな応募しているし、と私も油断してつい応募してしまった。
その後しばらくして、品物も買えた。
その時私は引っ越しをしており、プレゼントに応募した時と住所が変わっていたのだが、
購入品は古い住所宛になっていたのだ。
あれ?と思った。
古い住所を知っているということはプレゼント発送後も住所を削除されていないということだ。
しかも、古い住所に届くということは、私の名前とメルアドと住所が紐付けされて保管されているということだよね?
だから商品を注文時に新しい住所を書いているのに、メルアドは変わっていなかったので
注文してきたメルアドをパソコンに打ち込む
↓
名前と住所が出てくる
↓
印刷して発送
という図式が容易く想像出来る。
この人、個人で手売りしてるようだけど
信用ならない人物かもしれない、と思った。
もし商品販売のために個人的に情報を保管していたならまだ許せるが
これを名簿業者に売っている可能性もある。
自分の迂闊さにもあきれるけれど
プレゼントという餌で巧妙に情報を聞き出す手口、すごく怖いなと思った。
当たり前だが、よほどの善意でなければ
無料というのは引き換えに何かを提供している場合がほとんどなのだと思う。
ネットの世界で無料で使えるものだって
提供者は利用者の情報を得ているわけで
わかった上で使うなら良いが
知らずに利用すると痛い目を見るかもしれない。
このブログも無料で使わせて貰っているが
その代わりにお金ではない別の"代金"を支払っているわけだ。
怖い怖い。
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