毒とジュエリー時々整体

日々のつぶやき

おもちゃの指輪



友人がフリマで掘り出したという

おもちゃの指輪を使わないからとくれた。


こういうの、海外の蚤の市だと

ものすごい値打ち物が見つかり

話題になったりするんだよね…

出してる方も買う方もおもちゃだと思ってて

その後ふとした拍子に本物と判明し

恐ろしい金額がついたりしてニュースになる。



まあ、日本はそういうことはほぼない。

もらった指輪ももらっておいてなんだが

見るからにおもちゃおもちゃしてて

おもちゃ以外の何物でもない。



         #画像お借りしてます



ところが、なんとまあ不思議なことに

私はこのおもちゃの指輪が一目で気に入り

もらってからは毎日着けている。

金属アレルギー持ちなんだけど

最近の物はアレルギー対応してあるものも多く

これもずっとつけているが全く大丈夫。


私はこれまでに人から指輪を贈られる

という体験があまりなく、

だからこそ余計に嬉しいのかもしれない。


自分が指輪を好きなせいか

指輪って何か特別な物という気がする。

時折プレゼントに指輪を贈ったりするが

普通のものより喜んでもらえるような?


ここだけの話、少し前まで

一万円以下で18金製の指輪が買えた。 


そういうプチプラリングを見つけておいて

誰かのお誕生日の贈り物によく選んでいた。


いつも親切にしてくれる

仲良しのおばあさんにも贈った。

この人は本物の指輪は一つも持ってなくて

でも"何か着けたいの"と言って

マグネット入りの健康リングをつけていて

それが錆びていたので、たとえ安物でも

本物の金の指輪をあげたいと思った。

(あげたら本当に喜んでくれて

以来肌身離さず着けてくれていた)




格安リングとはいえ、中には小さな宝石が付いているものもあったりした。


こういうのは、友人に子供が産まれた時

誕生石が入ったものを選んで出産祝いにした。


しかし、そこまで高くなかった筈の金の価値が

ここ数年であれよあれよと言う間に騰がって

とうとう1グラムで10,000円以上するように。


1グラムだよ?豆粒位だよ?

そんな吹けば飛ぶような量の金が

一万円っ!

おまけに、早晩二万になるんじゃないかとさえ言われている。クワバラクワバラ


当然のことながら数千円で買えていた18金製の指輪も2万円位は出さないと買えなくなった。



私がこれまで人に贈ったそうしたお手軽な

18金リング、もしまだ持っててもらえてるなら

今はそこそこの価値があるんじゃないかしら。

何しろ、現在の金価格、1グラム約12000円!

もちろんこれは24金の価格。

18金は混ぜ物があるので、そこから25%引かなければならないが、それでも10000円程度はするはず。

おそろしや〜



こういう半貴石が使われている指輪は

金属を少ししか使わなくて済むせいか

6〜7000円位で買えたなあ…(遠い目)


贈った後、年々価値が上がるものなんて

素敵じゃないかと私的には思うのだけど、

はてさて受け取り手はいかに?



星野富弘さん



学生の頃、たまたま本屋で見かけて

ふと手に取った詩画集があった。


柔らかな水彩画に

思わずハッとする詩が添えてある。


立ち読みしているうちに

手元に置いておきたくなって結局購入。


それが星野富弘さんの本だった。





買って帰って読んでみると

星野さんは元々は体育の先生で

生徒の前でバク転をして失敗、

頸椎損傷により半身不随となり

唯一動くのが顔だけとなってしまった。

その後、口に筆を加えて絵を描くようになり

そうして出来上がったのがこの詩画集

ということだった。







私は作者がそんな大きな障害を抱えてるとは購入するまで知らなかったので非常に驚いたのだけど、障害のあるなしなど全く関係なく、ただただこの詩画集は素晴らしいと思った。




毎日毎日、舐めるように読み

折に触れて人にもプレゼントするようになった。



深い信仰の中から生み出される言葉は

無信仰の私でも強く打たれるものがあった。

何度読み返し何度打たれたかしれない。


その星野富弘さんがお亡くなりになった。




今頃は手足の自由を取り戻し

生き切ったという充足感の内に

安らいでいらっしゃるに違いない。


心よりご冥福をお祈りします。



終わらない工事



近所で家を建てている。


しかし、本当に迷惑千万


解体から始めて既に2年くらい経つが


未だに終わっていない!






しかも、休みは日曜のみ。


土曜日と祝日は休まない。


他にも近所で解体、再建を何軒かやっていたが


どこもとっくの昔に終わってる。


こんなに朝から晩まで嵐の日でも休まずやってて


なぜに未だに終わってないんだろう?


こちらは洗濯物も外に干せず


ひどい時には終日地震のように家が揺れるのに耐え


騒音で落ち着かない日々を2年以上我慢してるのに


事前の挨拶も説明も一切ないため


何が何だか全く理解できない。





私は部屋を借りてる身だからまだ気楽だが


大家さんはこんなに長く毎日ドシンドシンと


建物が揺れるほどの工事が延々と続くので


地盤や基礎が悪くなるんじゃないかと


本当に心配しているようだ。





この2年の間、ちょくちょく様子を訊きに訪ねて来られている。


その時に手ぶらでは悪いと思うのか


いつも何か手土産を持参で来られるので


申し訳ないような有難いような…